加賀友禅 由水十久工房|石川県金沢市

由水十久工房は、石川県金沢市の加賀友禅の工房です。童子模様を中心にした幅広いテーマを扱っており、先代と当代の二代にわたり、魅力的で最高品質の作品を提供しています。
 

トトロ岩茶会

 
能登厳門付近トトロ岩のPにて妻とトトロ茶会。その水は古和秀水(こわしゅうど)の水を総持寺祖院参詣の後、その付近からトボトボ1時間半雪道にケモノの足跡しかない坂道を歩いて汲んできた水。トトロとは何者だったか?夕にシルエット浮かぶトトロに前照灯をあてて、献茶。電気ケトルで湯をわかし、野だてセットでうす茶と濃い茶をたてて碗飲む。その前に高松Pで買ったみそまんじゆうを食してから。トトロは能登のみそまんじゅうが大好き!
 

夢うつつのあわいの頃合。日本海の夜の表面は、トトロをおぼろに逆光に形どっていて、ふっくらとした体型が、巨きな幻影として迫ってくる。一碗をささげ持ち、おごそかに献茶献呈し、一服。
 さきほどまで夜闇の古和秀人(こわしゅうど)の名水を、おそるおそるやっとの思いで汲んできた私。そこは雪道で、けものの足跡のみ。 猪、鹿、猿。熊は冬眠してるから大丈夫だろうけど、この項は気候変動でおかしくなって眠らず、飢えて突然、襲ってくるかも.確かそういうニュースもあったと不安の妄想に逃げ帰って来そうになったのも何度もあったのを乗り越えて手に入れた名水であり、薬師観音様と龍神様に感謝。
 
 
猪が自分たちの領分の時間への侵入者に突進して来たらどうしようとか、集団の猿もかなわない。鏡花の世界に迷い込んで、帰れなくなるよう。
 総持寺祖院は先程、新年の参詣をして来た所だが、今は忘れられた面影のように、美しくたたずんでいた。和傘のアートの原色の光がだだっ広い寺院内の何筒所かにインスタレーションされている。祖院の来歴に語られている開祖は毎日、十里以上の山道をここに朝の勤行の為、七尾の寺院から通っていたとある。密教山伏の如き荒行がこの禅寺の開祖は日常だった。
 禅宗によって、お茶が薬として日本にもたらされているが、よき水がその敷地の近隣に求められたはずであり、古和秀水が、総持寺のお茶に供されたと思われる。(後日、私の予想どおり、開祖が、観音の導きによってこの霊水を発見。とある。寺院の茶の水として大切にされてきている。)
古和秀人の茶用名水が設けられているくらいだから。
江戸期の宗旦 (3代目?)は、利休以降のものの見方になる。
お茶は禅宗思想が根底にあって、律された形式と、放下自由の気分を大事にする。
お茶とは何かを自らに問えば
ミニマムな空間設定と、その内に身を置き、生と存在を極大化する『場』
とでも取りあえず記しておく。私は、今、トヨタのヴェルファイアのバルテスというキャンピングカー内で呈茶している。
能登半島門前の剱地権元岩に落日後の残照も消えたあたりです。
この岩こそととろ岩、私の愛するやまとの森の神。
 
 
2023年09月16日 08:48

加賀友禅 二代 由水十久

【所在地】〒920-0964 石川県金沢市本多町1-10-18
【電話番号】076-261-1030