加賀友禅 由水十久工房|石川県金沢市

由水十久工房は、石川県金沢市の加賀友禅の工房です。童子模様を中心にした幅広いテーマを扱っており、先代と当代の二代にわたり、魅力的で最高品質の作品を提供しています。
 

令和8年 伝統加賀友禅工芸展 開催決まる

来年の2026年(令和8年)第48回伝統加賀友禅工芸展の開催要項が決まりました。
開催時期
令和8年5月27日(水)〜5月31日(日)
開催場所
石川県立美術館
加賀友禅の作り手の皆様には奮ってご応募いただきたく念じます。又、本物の加賀友禅の現在にご関心のある方には、全国からお越しいただきたく願っております。
私個人が今日現在考えております加賀友禅技術保存会や伝統加賀友禅工芸展についての一言を添付いたします。


伝統加賀友禅工芸展への想い
保存会は独立自尊でよろしい。だからといって井の中の蛙であってはいけない。中央展が井の中の蛙でなくて地方は井の中の蛙であるとは限らない。
中央でもなく地方でもなく唯一無二の金沢加賀という全国性と世界性を持った高度な文化伝統に立脚した質から生み出される「今」は右顧左べんすべきではなく独立自尊の、たとえば宇宙での銀河星雲の存在と運動のごとき思考と自己認識で発展すべき存在と言えます。カオス的ではあるが模索という創造の中で求心点が見えてくるのであって、はじめから言語化できるものではない、いわば『集団的理想』。宇宙の中で唯一無二の輝きを放つエネルギー集団です。
他の星雲から弾かれた星が集い切磋琢磨するような姿に見えます。
 
一つの銀河星雲を保存会は目指せよ。
様々なスタイルと美意識の
ダイナミックなアンパン(アンデパンダン展)より価値観がアナーキーでなく
他の諸団体よりドグマがきつくなく
より自由で美しくエネルギー渦巻く創造集団タレ
価値や美の定義が時代に即応していることがよい。
木村雨山氏の方法とスタイルの多様性や自由さをまなぶべきでしょう。着物図案発想と習作の次元と地点から、
そのテーマや対象から触発されるであろう個別対応の表現手段を同時に発見、選択するということから来るその多様性に、特徴と必然的適切性に共鳴するのである。
 
2025年10月14日 11:57

加賀友禅 二代 由水十久

【所在地】〒920-0964 石川県金沢市本多町1-10-18
【電話番号】076-261-1030